16`05/23(月) -22:55- 先日、Xbox 360「円卓の生徒」をクリアしました。
システムが楽しいRPGが遊びたくて、本作をチョイス。 それは見事に当たり、パーティスキルであるユニオンスキルや、各クラス固有のスキル、そこにサブクラススキルの掛け合わせなど、戦闘システムや成長システムが楽しかった。 3DダンジョンRPGとして、探索の面白さ、各種アイテムを拾って装備を充実させて行く面白さも加わり、シナリオ、キャラクターも悪くない。 ……が、残念ながら個人的な致命傷があって、本当に、本当に惜しいゲームでした(-ω-) 残念な部分は3つ。 マイナスではないが、あればプラスだったと言うのが1つ。 ちょっとおかしいだろう、と言うのが1つ。 そして、致命傷が1つ。 まずは、あれば良かった点から。 元はPCゲームだったからでしょうが、キャラ押しのキャラゲーなのにキャラボイスがありません。 敵のグラフィックも個性的で格好良いのですが、一切アニメーションしません。 家庭用ゲーム黎明期からの古参としては、良くある仕様ですからそれはそれで楽しめます、が、これ箱○版だから、つまりHD機なんですよね(^^; 旧来の3DダンジョンRPGとしては普通ですが、HD機である必要性がありませんね。 まぁ、あんまり売り上げが期待出来ない箱○版だからこそ、声優を起用したんじゃ元が取れないとの判断かも知れませんが、例えば弓と銃のエフェクトが同じだったりもするので、多分手抜きですw (後発のPSP版には、キャラボイスが追加された様です(^^;) 最終的にマイナス評価とはしませんが、もしフルボイスで敵も動きまくってエフェクトにも凝っていたなら、確実にひとつグレードの高い作品になっていたでしょう。 次は、ちょっとおかしい点(ネタバレ注意)。 このゲームのストーリィの中心は、光の円卓の騎士たちが、魔王を倒し闇の支配から世界を救うと言う王道です。 魔王オル=オーマを倒した後、エンディングを迎えます……が、そこで終わりではありません。 エンディング後に遊べるゲームは良くありますから、まだもうちょっとだけつづくぞい、なのかと思ってプレイしていたら、むしろエンディング後からが本番。 言ってみれば、エンディングは第1部のエンディングに過ぎませんでした。 ですが、真のラスボスはいますが、真のエンディングはありませんorz 構成上、エンディングの後はおまけだから遊ばない、と思うプレイヤーはいないでしょう。 やり込み要素云々ではなく、普通にシナリオが続いているんですから。 だったら、ちゃんと真のラスボスを倒した後にも、エンディングを用意しておけよ、と。 しかも、普通にシナリオは続きますから、(第1部の)ラスボス戦前のデータなんて、上書きしちゃってもう無ぇし。 つまり、やり直さない限り、二度とエンディングは観られません(-'-) 例えば、タイトル画面からエンディングが観られる様になる、とかならまだしも、そんな救済措置もありません。 何となく、周回プレイ前提で作られている感じはしますから、必要なら2周目で(第1部の)ラスボス戦前のデータを取っておけばいいじゃん、みたいな感覚なのかな? エンディング自体は良いエンディングだったので、非常に残念。 実際、キャラたちのその後に触れる内容ですから、本来は一番最後に流れるべきエンディングだしね。 途中でエンディング見せちゃう俺って凄ぇ、とか思っているのかも知れませんが、ちょっとクリエイターの感性がおかしいと思います。 んでもって、最後に致命傷。 ボス系の強さが理不尽。 普通に強いんじゃなくて、使って来ればほぼ確実に1人以上死ぬ様なチート攻撃をみんな持っています。 なので、使って来たら負け、使って来なければ勝ち、と言う完全な運勝負。 せっかく育てたキャラたちの強さではなく、運でしか勝てないから、死にまくって溜まったフラストレーションが解放されません。 まったく爽快感がありません。 ボス戦が楽しくないから、全て台無し。 はっきり言って、ボス戦さえなければ楽しいゲーム。 そう言えるほど、戦闘や探索、キャラ育成などは楽しく、ボス戦がつまらない。 ボス戦は、言うなれば集大成であり、それまでに培った強さを存分に発揮する場所です。 そこが駄目だから、結局探索や育成にやり甲斐を見出せなくなる。 だから、致命傷。 と言う事で、本当に惜しいゲームでした。 ベースはしっかりしているし、システムやダンジョン探索などは楽しいのに、ボスのバランスが最悪…… ここのゲームは、みんなこうなのかな? 同じ世界観の「剣の街の異邦人」と言うゲームもあるし、「迷宮クロスブラッド リローデッド」と言うゲームはもう買ってあるんだけど、同じ感じだったら嫌だなぁ。 取り敢えず、今度3DダンジョンRPGが遊びたくなったら、「デビルサマナー」はクリアしたけど「ソウルハッカーズ」はまだ遊んでいないから、「ソウルハッカーズ」でも遊ぶかな(^^;
16`05/05(木) -21:57- 先日、Xbox 360「BORDERLANDS」をクリアしました。
「ラスト レムナント(▲)」でRPG消化不良だし、ちょっとFPSも恋しくなったので、RPG+FPSである本作をプレイ。 移動と戦闘がFPSガンシューなので、プレイ感覚はFPSガンシューですが、経験値を稼いで成長させて、武器とか拾って強くなるスタイルがRPGであり、多くのサブクエストが存在する事で、プレイ時間もFPSガンシューとして考えればかなりの長さ(クリアタイム約50時間でした)。 正直、敵の種類がそう多くないので途中で飽きては来るんですが、そこはRPG要素のおかげで何とか遊び続けられた気がします。 DLCなしの箱○版なので、最高Lvは50だと思うんですが、結局Lv36でクリアしました。 そもそもLv50まで行ってもスキルを覚え切れないところ、Lv36で終わってしまったから余計スキル獲得がままならなかったのは残念。 一応、Lvや装備などを全て引き継いで2周目を遊べるんですが、その場合敵のLvも高くなる様で。 それだと、せっかく強くしたキャラなのに楽に進めなさそうだし、クリアまでが長く途中で飽きていたし、もう1つ後述の問題により1周だけで終了しました。 続けて行けば、最高Lvまで上げたりチャレンジ(敵を○体倒せ、などの継続クエスト)をさらに達成したりも出来るんでしょうが、最高Lvになっても覚えられないスキルが多いのも嫌だったので。 とは言え、多少冗長的でもシステム的にはしっくり来て、大変楽しかった……んですが、敵の種類が少なくて飽きたのとは別に、2つほど問題が。 1つは、死が軽すぎる点。 自身のDNAを記憶しておいて、死んだら即次の肉体で生き返る。 と言う設定で、死んだらすぐに復活します。 その時、デメリットとしてお金が掛かりますが、大した額ではありません。 むしろ、死ぬ前の段階の敵の状態がキープされているので、特攻して削って死んで復活して再特攻……と言う形で、ボスを簡単に倒せてしまうメリットが大き過ぎ。 その、お金があるだけ使える残機制みたいなルールが、難易度を下げ過ぎています。 そして、2つ目の問題が、日本語ローカライズの非道さです。 日本語吹き替えがない上で、フォントが小さく白文字なので読み辛く、あまつさえ字幕が速攻消えますorz 一応、クエストログなどでストーリィを把握する事は可能ですが、演出としてストーリィを楽しむ事は不可能。 戦闘中に会話をぶち込むゲームは、ちゃんと日本語吹き替えを入れるべきだよ(-'-) と言う理由で、それこそハック&スラッシュ的な楽しみ方は出来ますが、ストーリィは何だかな〜、って感じです。 キャラたちが何言っているのか判らないのは、ストレスなんですよねぇ。 だから、ちょっと飽きた、雑魚が強くなった、最高Lvにしてもスキル覚え切れない、日本語でおk、って事で、1周で止めてしまいました(^^; 正直、ゲームとしてはかなり面白かったです。 RPG部分のおかげで、結果的に「SINGULARITY(▲)」や「CRYSIS2(▲)」よりも長く遊んだし。 ただ、純粋なFPSとしては、「CRYSIS2」の方が上だと思いますけど(^^; でもでも、充分おすすめ可能な佳作ですよ。 まぁ、プレイ感覚がFPSなので、RPGが好きでもFPSが苦手だとキツそう。 RPGも好きなFPSプレイヤー向きかな。
16`05/01(日) -22:08- 先日、Xbox 360「ラスト レムナント」をクリアしました。
FPSガンシューを続けて遊んだので、もうちょっと本格的な成長システムが恋しくなりました。 そこで、「ユニオン対ユニオンの大人数バトルが面白そうなRPG」である本作を選んだのですが……残念ながらハズレでしたorz ただ、賛否両論ある事は承知していたし、致命的に好みじゃなかっただけで出来は悪くないので、必ずしもクソと言う訳ではありません(^^; 問題は、独創的な戦闘システムと成長システムが楽しみたかったのに、そのどちらもがまったく好みではなかった事です。 購入前に読んだレビューや説明書だけでは良く解らなかった戦闘システムですが、実際に遊んでみると単純でした。 ユニオン同士のバトルって言うのは、他のRPGの1キャラを1ユニオンに置き換えただけに過ぎません。 ユニオンのHPは構成キャラのHPの合計、攻撃は構成キャラが1回ずつ攻撃する、と言った具合で、複数キャラを集めて1人のキャラにしているだけ。 あとは、普通のRPGです。 ただ、最大18人分のコマンド入力をさせるのは、複雑過ぎると考えたのでしょう。 攻撃とか防御などの基本コマンドや、ファイティングアーツ(技)、ミスティックアーツ(魔法)などの特殊コマンドは、ある程度ランダム、且つオートで選択されます。 それはそれで遊び易いのですが、あまりに簡単過ぎてすぐ飽きます(^^; それ以上に、選びたいコマンドや対象が選べないデメリットの方が大きい。 RPG初心者仕様にし過ぎて、全然楽しくありませんでした(-ω-) かと言って、不自由さが祟って後半の敵は強すぎるので、難易度高いから初心者にはツライと言う……これもう、どの層向けなのか判らんね(^Д^; 「END OF ETERNITY(▲)」の様な、独創的で複雑ながら最後まで飽きずに遊べる戦闘システムを期待したが叶わなかった、と言う事だけでなく、個人的に成長システムの方も駄目でした。 戦闘時の行動に合わせて、能力値がランダムに上がったり、スキルをランダムに覚えたりと言う、所謂ロマンシング サ・ガ方式なんですよ。 ロマサガ自体は、確かロマサガ3でラスボス強すぎるけどもう戻れない、と言う詰み状態になって以降、まったく遊んでいません(^^; 1と2は好きだったと思うんですが、どうやら当時はあまりなかったフリーシナリオが好みだっただけで、ランダム成長システムは好みではなかった様です。 それを、今作で思い知りました(^^; さらに、成長システムの方も大人数では初心者の手に余ると思ったのか、主人公以外は装備などを弄れません(-_-) 一応、ユニオンの構成メンバーや陣形などを弄れるので、ユニオン単位ではカスタム可能ですが、キャラ単位では自分でカスタム出来ず、キャラが勝手に武器をランクアップさせたりアクセサリーを変えたりします。 ランダム成長なので単純に経験値を稼いで強くする事も適わず、自分好みにカスタムも出来ない。 正直、全然やり込みたいと思えませんでした。 ですから、クリア後にいくつもやり残した要素はありましたが、全部無視して終了しました(^Д^; それ以外にも、メインストーリィが面白くなく、特にキャラたちのリアクションや動機に疑問が多かった。 まぁ、かなりの数に上るサブクエストの中には、面白いものもありましたが。 そのサブクエストには、仲間固有のサブクエストもあるのだけれど、もちろん仲間にしていないと発動しません。 しかし、仲間に出来るキャラの人数に対し、実際に仲間として雇える人数が少な過ぎて、結局仲間に出来ずサブクエストも遊べないキャラが多過ぎます。 多分、このゲームは本来キャラゲーなので、これも致命的。 ユニオンに参加出来る人数の制限は、全員を仲間キャラで構成すると強すぎるって事で、ただのアスラム兵を入れるのは別に良いです。 でも、戦闘に参加させられなくても、せめて仲間として全員受け入れられる様にして欲しかったですね。 メインストーリィがつまらない分、仲間キャラの個別ストーリィは堪能したかった。 CGは綺麗だし音楽も良いし、出来は悪くないゲームです。 あくまでも好みの問題が大きくて、例えば、世間では評価されているテイルズやゼノギアスなんか、個人的には普通過ぎてつまらなくはないけどもう良いや、と思いました(^^; そして、システム的に似ているロマサガも、シリーズは継続しているからファンがいるんでしょうが、自分はもう遊ぶ気ありません。 ですから、テイルズやゼノギアス、ロマサガ辺りが好きな人は、普通に面白く感じるかも知れません。 あぁ、それから、エンディングは良かったです(^∀^) 内容が良かったと言うより、構成と言うか演出と言うか。 ラスボス倒して、ムービー流れて、エンディングロールが適当な長さで、最後にちょっとだけ+α. そんな、RPG的には普通のエンディングパターンが守られていました。 ここ最近遊んだゲームは洋ゲーが多くて、エンディングには不満な事が多かったんですよ。 最近ネットで某小島監督が「海外ではプレイした人間100人中2〜3人しか見ないエンディングは手を抜く(意訳)」と語っている記事を見掛けましたが、何だか納得しちゃいましたね。 でもね、未だにドラクエ2のエンディングで感動した思い出を忘れられない自分としては、エンディングはとても大切なもの。 エンディングまで含めて、場合によってはその後まで含めて、1つの作品な訳です。 だから、エンディングの演出は大事であり、良いエンディングのゲームはクリア後の印象も良いもんです。 その意味で、今作は面白くなかった割に、二度と遊ばないとは思いつつも、クリア後感は悪くないんですよねぇ(^∀^; と言う訳で、個人的な好みの問題として点数は低いですが、テイルズ辺りの大作ゲーム好きになら充分おすすめ可能かと。 まぁ、その場合でも、可能であればPC版が良い様です。 PC版は、評判が悪かった要素をかなり改善してあると言う話なので。 ただ、自分にとっては高額レンタルみたいなもんであるSteam版しか存在しないので、自分は賛否両論を承知で箱○版を遊びました。 そして、見事に面白くなかったので、無駄にした時間は自己責任ですな(^Д^;
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